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通話のみの利用におすすめの格安SIM5選!安いかけ放題プランを比較

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通話のみでおすすめの格安SIM

通話専用として格安SIMの利用を検討している方に朗報です。

月額料金を大幅に削減しながら、大手キャリアと同等の通話品質が得られる格安SIMが数多く存在します。

完全かけ放題が月額1,078円で利用できる楽天モバイルから、基本料金0円のpovo2.0まで、様々なニーズに対応したサービスを徹底比較しました。

大手キャリアでは月額5,000円以上かかる通話サービスも、格安SIMなら1,000円程度で実現できるため、年間で4万円以上の節約効果が期待できます。

編集部
この記事を読めば、あなたの通話スタイルに最適な格安SIMが見つかります!大手キャリアの半額以下で通話専用回線を持てる方法を詳しく解説していきますね。
目次

通話のみの格安SIMおすすめランキング10選

格安SIMで通話をする人

通話のみでの利用におすすめの格安SIMを、料金の安さ・通話品質・サービス内容を総合的に評価してランキング形式で紹介します。

完全かけ放題利用時の実質月額料金、従量制通話料、専用アプリの有無など、通話専用利用で重要なポイントを中心に比較検討しました。

各サービスの特徴を理解して、自分に最適な格安SIMを見つけましょう。

通話品質の安定性や初期費用の安さ、サポート体制の充実度なども考慮に入れて、総合的な使いやすさを判断基準としています。

順位サービス名最安月額料金通話料完全かけ放題時の月額
1位楽天モバイル1,078円〜22円/30秒
※専用アプリで無料
1,078円
2位NUROモバイル792円〜11円/30秒1,870円
3位LINEMO990円〜22円/30秒2,640円
4位mineo250円〜22円/30秒
※専用アプリで10円/30秒
1,460円
5位ahamo2,970円〜22円/30秒4,070円

上記のランキングを見ると、完全かけ放題利用時は楽天モバイルが圧倒的に安いことがわかります。

ただし、楽天モバイルは専用アプリが必要で通話品質に不安がある場合もあるため、品質重視の方にはNUROモバイルやmineoも有力な選択肢となります。

1位:楽天モバイル

楽天モバイル ロゴ

楽天モバイルは通話専用利用で最もおすすめの格安SIMです。

専用通話アプリ「Rakuten Link」を使用することで、国内通話が24時間完全無料になります。

月3GB未満のデータ使用なら月額1,078円という破格の料金で、完全かけ放題を実現できる点が最大の魅力です。

楽天モバイルの料金体系は従量制となっており、データ使用量に応じて3段階で料金が変動します。

3GB未満なら1,078円、20GB未満なら2,178円、20GB以上は3,278円で無制限利用が可能です。

通話専用で利用する場合は、データ使用量を最小限に抑えることで最安料金での運用が期待できます。

項目楽天モバイル
月額基本料金3GB未満:1,078円
20GB未満:2,178円
無制限:3,278円
通話料22円/30秒
※Rakuten Link使用で無料
かけ放題オプション15分かけ放題:1,100円
※標準電話アプリ用
対応回線楽天回線・au回線(パートナー回線)
初期費用0円

楽天モバイルの大きな特徴は、Rakuten Linkという専用アプリを通じた通話が完全無料になることです。

このアプリはIP電話方式を採用しており、インターネット回線を利用して通話を行います。

そのため、通信環境によっては音質が不安定になる場合がありますが、料金面でのメリットは非常に大きいです。

標準の電話アプリを使いたい場合は、15分かけ放題オプションを月額1,100円で追加することも可能です。

また、楽天モバイルは全国に店舗を展開しており、対面でのサポートを受けられる点も初心者には安心材料となります。

メリットデメリット
Rakuten Link使用で国内通話完全無料
月額1,078円で3GBのデータ通信も利用可能
全国に店舗があり対面サポートを受けられる
契約事務手数料が無料
楽天ポイントが貯まりやすい
Rakuten Linkの通話品質が標準電話より劣る場合がある
楽天回線エリア外では速度制限される
標準電話アプリからの通話は22円/30秒と高い
専用アプリの操作に慣れが必要

楽天モバイルのメリットとして特に注目すべきは、国内通話が完全無料になることと、比較的安価な基本料金でデータ通信も利用できることです。

楽天経済圏を活用している方なら、楽天ポイントの還元率アップなどの副次的なメリットも享受できます。

一方でデメリットとしては、Rakuten Linkの通話品質が環境によって不安定になることが挙げられます。

また、楽天回線エリア外ではパートナー回線(au)を利用することになり、高速データ通信に制限がかかる場合があります。

専用アプリの操作に慣れが必要な点も、シンプルな操作を求める方には負担となる可能性があります。

楽天モバイルがおすすめな人

  • とにかく安く完全かけ放題を利用したい人
  • 通話頻度が高く長電話をすることが多い人
  • 楽天サービスをよく利用する人
  • 店舗サポートがあると安心な人
  • 将来的にデータ使用量が増える可能性がある人

楽天モバイルは特に、毎日のように長時間の通話をする方や、通話料金を気にせずに家族や友人と連絡を取りたい方に最適です。

楽天市場でのお買い物が多い方なら、SPU(スーパーポイントアップ)の対象となり、ポイント還元率が向上するメリットもあります。

また、格安SIM初心者で店舗でのサポートを受けたい方にとっても、全国展開している楽天モバイルショップは心強い存在です。

2位:NUROモバイル

NURO モバイル ロゴ

NUROモバイルは、1GBのデータ通信とかけ放題がセットになった「かけ放題プラン」が魅力的です。

専用アプリを使わずに通話料が11円/30秒と安く、完全かけ放題プランでも月額1,870円で利用できます。

ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリア回線から選択できるため、お住まいの地域や使用端末に合わせて最適な回線を選べます。

NUROモバイルの料金プランは大きく分けて3つあり、一般的なバリュープラスプラン、大容量のNEOプラン、そして通話専用に特化したかけ放題プランが用意されています。

かけ放題プランでは、5分かけ放題が月額930円、10分かけ放題が月額1,320円、完全かけ放題が月額1,870円となっており、通話時間に応じて最適なプランを選択できます。

いずれのプランにも1GBのデータ通信が含まれているため、緊急時のインターネット利用やアプリの更新などにも対応できます。

項目NUROモバイル
月額基本料金バリュープラス 3GB:792円
かけ放題プラン 1GB:930円〜1,870円
通話料11円/30秒
かけ放題オプション5分かけ放題:490円
10分かけ放題:880円
完全かけ放題:1,430円
対応回線ドコモ・au・ソフトバンク
初期費用3,300円

NUROモバイルの大きな特徴は、専用アプリ不要で通話料が11円/30秒と安いことです。

これは一般的な格安SIMの通話料22円/30秒の半額であり、かけ放題を利用しない従量制の通話でも大幅な節約効果が期待できます。

また、3つのキャリア回線に対応しているため、現在お使いのスマホに最適な回線を選択できる柔軟性があります。

例えば、ドコモのスマホならドコモ回線、auのスマホならau回線を選択することで、SIMロック解除の手間を省くことができます。

さらに、地域によって電波状況が異なる場合も、最も安定した回線を選択することで快適な通話環境を確保できます。

NUROモバイルがおすすめな人

  • 専用アプリを使わずに安く通話したい人
  • データ使用量が1GB程度で十分な人
  • 3キャリア回線から自由に選びたい人
  • 通話品質を重視する人
  • シンプルなプラン構成を好む人

NUROモバイルは、通話品質を重視しつつコストも抑えたい方に特におすすめです。

専用アプリが不要なため、従来の電話と同じ感覚で利用でき、操作に迷うことがありません。

また、かけ放題プランは通話時間に応じて3つのオプションから選択できるため、自分の通話パターンに最適化した料金プランを組み立てることができます。

データ使用量が少なく、主に通話目的で格安SIMを利用したい方には非常に魅力的な選択肢といえます。

3位:LINEMO

LINEMO ロゴ

LINEMOは、LINEアプリでの通話やメッセージがデータ消費なしで使い放題になる特典が魅力です。

ソフトバンクの高品質な回線を使用するため通信品質が安定しており、月額990円から利用できるコストパフォーマンスも優秀です。

家族や友人とのやり取りがLINEメインの方なら、実質的に無料通話として活用できます。

LINEMOの料金プランは、3GBから10GBまでの「ベストプラン」と30GBの「ベストプランV」の2つが用意されています。

ベストプランは使った分だけ支払う従量制で、3GBまでなら990円、10GB使っても2,090円という設定になっています。

ベストプランVは月額2,970円で30GBまで利用でき、5分かけ放題も標準で付帯する充実したプランです。

いずれのプランでもLINEギガフリーが適用され、LINEアプリでの音声通話、ビデオ通話、メッセージの送受信はデータ容量を消費しません。

項目LINEMO
月額基本料金ベストプラン 3GB:990円・10GB:2,090円
ベストプランV 30GB:2,970円
通話料22円/30秒
かけ放題オプション5分かけ放題:550円
完全かけ放題:1,650円
※ベストプランVは5分かけ放題標準装備
対応回線ソフトバンク
初期費用0円

LINEMOの最大の特徴は、LINEギガフリー機能により、LINEアプリでの通話がデータ容量を一切消費しないことです。

これにより、LINE通話を頻繁に利用する方は実質的に無料で音声通話やビデオ通話を楽しむことができます。

ソフトバンクの回線品質をそのまま利用できるため、通話の安定性や音質も非常に優秀です。

また、契約事務手数料が無料で、口座振替にも対応しているため、クレジットカードを持たない方でも安心して契約できます。

オンライン専用ブランドのため店舗サポートはありませんが、チャットサポートは24時間対応しており、困ったときにはリアルタイムで相談することができます。

LINEMOがおすすめな人

  • LINE通話を頻繁に利用する人
  • 通信品質の安定性を重視する人
  • 月3GB程度のデータ使用で十分な人
  • 口座振替で支払いたい人
  • ソフトバンク系の回線を使いたい人

LINEMOは特に、普段の連絡手段がLINEメインの方に最適な格安SIMです。

家族や友人とのやり取りをLINEで行うことが多い方なら、通常の音声通話よりもLINE通話の方が音質が良い場合も多く、非常に満足度の高い通話体験が期待できます。

また、若年層を中心にLINE通話が主流となっているため、同世代とのコミュニケーションでも違和感なく利用できます。

ソフトバンクの高品質な回線を利用できるため、都市部での利用がメインの方には特におすすめです。

4位:mineo

minep ロゴ

mineoは、月額250円から利用できる「マイそくスーパーライト」が通話専用利用に最適です。

通信速度は最大32kbpsと低速ですが、音声通話には全く問題ありません。

完全かけ放題を追加しても月額1,460円と非常に安価で、専用アプリ不要のかけ放題サービスを利用できます。

mineoの料金プランは、高速通信が利用できる「マイピタ」と、通信速度で選ぶ無制限プラン「マイそく」の2つのタイプがあります。

マイそくは通信速度に応じて4つのコースが用意されており、最も安いスーパーライトコースは最大32kbpsながら月額250円という破格の料金設定です。

この速度では動画視聴やSNSの利用は困難ですが、音声通話やSMSの送受信には全く支障がありません。

また、mineoは関西電力グループが運営する信頼性の高い格安SIMで、ユーザー同士が助け合うコミュニティ「マイネ王」も充実しています。

項目mineo
月額基本料金マイそくスーパーライト:250円
マイそくライト:660円
マイピタ 1GB:1,298円
通話料22円/30秒
※mineoでんわ使用で10円/30秒
かけ放題オプション10分かけ放題:550円
完全かけ放題:1,210円
対応回線ドコモ・au・ソフトバンク
初期費用3,300円

mineoの大きな魅力は、月額250円という格安料金で音声通話SIMを維持できることです。

マイそくスーパーライトプランでは、平日12時台に最大32kbps、3日間で10GB以上利用すると翌日最大32kbpsになる制限がありますが、通話専用利用ではこれらの制限はほとんど影響しません。

また、mineoでんわアプリを利用すれば通話料が10円/30秒と半額になるため、たまにかける通話の料金も抑えることができます。

ドコモ・au・ソフトバンクの3つのキャリア回線に対応しているため、現在お使いのスマホに最適な回線を選択でき、エリアや端末の制約を受けにくいのも大きなメリットです。

さらに、一部地域には実店舗もあり、オンラインだけでなく対面でのサポートも受けられる安心感があります。

mineoがおすすめな人

  • とにかく基本料金を抑えたい人
  • データ通信をほとんど使わない人
  • 3キャリア回線から選びたい人
  • 専用アプリなしでかけ放題を使いたい人
  • 通話専用回線として割り切って使いたい人

mineoは、完全に通話専用として割り切って使いたい方に最適な格安SIMです。

データ通信はWi-Fi環境で行い、外出先では通話のみという使い方をする方なら、月額250円という驚異的な安さでスマホを維持できます。

また、格安SIMの中では珍しく、ユーザーコミュニティが非常に活発で、わからないことがあれば他のユーザーから親切にアドバイスをもらえる文化があります。

初心者でも安心して利用できるサポート体制が整っているのも、mineoならではの魅力といえます。

5位:ahamo

ahamo ロゴ

ahamoは、5分以内の国内通話が標準で何度でも無料になるのが特徴です。

ドコモの高品質な回線をそのまま利用するため、通話品質や通信エリアは大手キャリアと同等です。

30GBの大容量データ通信も含まれているため、通話だけでなくデータ通信もある程度利用したい方におすすめです。

ahamoはドコモが提供するオンライン専用ブランドで、ドコモの回線品質をそのまま利用できる点が最大の強みです。

5分かけ放題が標準で付帯するため、短時間の通話が多い方にとっては追加料金なしで快適に利用できます。

また、月額1,100円を追加すれば完全かけ放題にアップグレードでき、長電話が多い方でも安心です。

30GBという大容量データ通信が含まれているため、Wi-Fi環境が限られる方や、外出先でもある程度データ通信を利用したい方には非常に魅力的です。

項目ahamo
月額基本料金30GB:2,970円
110GB:4,950円
通話料22円/30秒(5分超過分)
かけ放題オプション5分かけ放題:標準装備
完全かけ放題:1,100円
対応回線ドコモ
初期費用0円

ahamoの最大の特徴は、5分以内の国内通話が何度でも無料になることです。

この5分という時間は、日常的な連絡事項や確認事項を伝えるのに十分な長さで、多くの通話がこの時間内に収まります。

そのため、短時間の通話が多い方にとっては、実質的にかけ放題と同様の使い勝手を月額2,970円で実現できます。

また、ドコモの回線をそのまま利用するため、通話品質は大手キャリアと全く同じレベルの高品質を保持しています。

エリアカバー率も全国トップクラスで、地方や山間部でも安定した通話が期待できます。

さらに、海外82の国・地域でも追加料金なしでデータ通信が利用できるため、海外出張や旅行が多い方にも便利です。

ahamoがおすすめな人

  • 5分以内の短時間通話が多い人
  • 通話品質を最重視する人
  • ドコモ回線の安定性を求める人
  • データ通信もある程度利用したい人
  • 海外での利用も考えている人

ahamoは、通話品質を絶対に妥協したくない方に特におすすめです。

ビジネス用途で利用する場合や、重要な連絡を頻繁に行う方にとって、ドコモ品質の安定した通話環境は非常に価値があります。

また、5分以内の通話が多い方なら、追加の通話料金を気にすることなく安心して利用できます。

データ通信も30GBと大容量なので、通話専用として契約しても将来的にデータ利用が増えた場合に対応できる柔軟性があります。

通話のみ格安SIMの選び方

格安SIM

通話専用として格安SIMを選ぶ際は、料金の安さだけでなく様々な要素を総合的に判断する必要があります。

自分の通話スタイルや重視するポイントを明確にして、最適なサービスを選択しましょう。

ここでは6つの重要な選定基準について詳しく解説していきます。

月額基本料金の安さで選ぶ

通話のみでの利用なら、月額基本料金の安さが最も重要な判断基準になります。

大容量のデータ通信は不要なため、小容量プランや低速通信プランを提供している格安SIMを中心に検討しましょう。

基本料金の安さで選ぶ場合の優先順位は以下の通りです。

基本料金安さランキング

  • 1位:povo2.0(0円)
  • 2位:mineo(250円)
  • 3位:HISモバイル(280円)
  • 4位:日本通信SIM(290円)
  • 5位:NUROモバイル(792円)

ただし、povo2.0は180日に1回のトッピング購入義務があるため、実質的には年間660円程度のコストが発生します。

完全に固定費を抑えたいなら、mineoのマイそくスーパーライト(月額250円)が最も確実な選択です。

日本通信SIMの290円プランは1GBのデータ通信が含まれているため、緊急時のインターネット利用も考慮するとコストパフォーマンスが高いといえます。

基本料金だけでなく、含まれるサービス内容も総合的に評価して選択することが重要です。

かけ放題オプションの種類・料金で選ぶ

通話頻度が高い方は、かけ放題オプションの種類と料金を重視して選択しましょう。

自分の通話パターンに合わせて、5分・10分・完全かけ放題から最適なものを選ぶことが重要です。

通話パターンおすすめかけ放題最安サービス月額料金
5分以内の短時間通話が多い5分かけ放題日本通信SIM680円
10分程度の通話が多い10分かけ放題mineo800円
時間を気にせず長電話したい完全かけ放題楽天モバイル1,078円
月によって通話時間にムラがある従量制HISモバイル280円〜

楽天モバイルの専用アプリは通話品質に不安がある場合もあるため、品質重視ならNUROモバイルの完全かけ放題(月額1,870円)も検討候補に入れましょう。

また、ahamoのように5分かけ放題が標準で付帯するサービスもあり、短時間通話が多い方には追加料金なしで利用できるメリットがあります。

自分の通話時間の傾向を把握し、最もコストパフォーマンスの良いオプションを選択することが重要です。

通話時間の記録を取って、実際の利用パターンを分析してから選択することをおすすめします。

従量制通話料金の安さで選ぶ

かけ放題を利用せず、使った分だけ支払う従量制を重視する方は通話料金の安さで選びましょう。

一般的な格安SIMの通話料は22円/30秒ですが、半額以下で利用できるサービスも存在します。

サービス名通話料(30秒あたり)一般的な22円/30秒との差額(10分通話時)
HISモバイル9円260円お得
mineo(専用アプリ)10円240円お得
NUROモバイル11円220円お得
日本通信SIM11円220円お得
IIJmio11円220円お得
イオンモバイル11円220円お得

HISモバイルの9円/30秒は業界最安水準で、専用アプリも不要なため使い勝手も優秀です。

月に30分程度の通話をする方なら、従量制の安い格安SIMの方がかけ放題よりもお得になります。

例えば、月に10分程度の通話をする場合、HISモバイルなら180円、一般的な格安SIMなら440円となり、年間で3,120円の差額が生じます。

通話頻度が低い方は、従量制通話料の安さを最優先で検討することをおすすめします。

専用アプリの有無で選ぶ

専用アプリの使いやすさや通話品質も重要な選択基準です。

専用アプリが必要な格安SIMと、標準電話アプリで安く通話できる格安SIMを比較してみましょう。

専用アプリ必要なサービス

  • 楽天モバイル(Rakuten Link)→ 通話無料だが品質にムラがある
  • mineo(mineoでんわ)→ 10円/30秒だが品質は標準的

専用アプリ不要なサービス

  • HISモバイル(9円/30秒)
  • NUROモバイル(11円/30秒)
  • 日本通信SIM(11円/30秒)
  • IIJmio(11円/30秒)
  • イオンモバイル(11円/30秒)

専用アプリは操作に慣れが必要で、通話品質が不安定になる場合もあります。

シンプルに標準電話アプリから安く発信したいなら、専用アプリ不要のサービスを選ぶことをおすすめします。

特にビジネス用途で利用する場合は、アプリの起動忘れによる高額請求のリスクを避けるため、専用アプリ不要のサービスが安心です。

一方、楽天モバイルのように料金メリットが非常に大きい場合は、多少の手間を許容してでも利用価値があるといえます。

対応回線(ドコモ・au・ソフトバンク)で選ぶ

お住まいの地域の電波状況や使用端末に合わせて回線を選択することも重要です。

現在使用中のスマホをそのまま使いたい場合は、同じキャリア回線の格安SIMを選ぶとSIMロック解除が不要です。

回線種別対応格安SIM特徴
ドコモ回線ahamo・日本通信SIM・IIJmio・イオンモバイル・mineo・HISモバイル全国カバー率が高く地方でも安定
au回線povo2.0・mineo・IIJmio・イオンモバイル・NUROモバイル山間部に強く5Gエリア拡大中
ソフトバンク回線LINEMO・mineo・NUROモバイル・HISモバイル都市部で高速・安定した通信
楽天回線楽天モバイル基地局増設中・パートナー回線併用

複数回線に対応した格安SIM(mineo・NUROモバイル・IIJmio・イオンモバイル)なら、契約時に最適な回線を選択できます。

通信障害対策としてメイン回線と異なる回線を選ぶのも有効な戦略です。

例えば、メイン回線がドコモ系なら、サブ回線としてau系やソフトバンク系の格安SIMを選択することで、リスク分散が図れます。

地域によっても電波状況が異なるため、各キャリアのエリアマップを確認して最適な回線を選択しましょう。

サポート体制の充実度で選ぶ

格安SIM初心者の方は、サポート体制の充実度も選択基準に加えましょう。

店舗サポートの有無や、オンラインサポートの品質には大きな差があります。

サービス名店舗サポート電話サポートチャットサポート
楽天モバイル○(全国展開)
ahamo△(有料サポート)×
LINEMO××
mineo○(一部店舗)
イオンモバイル○(イオン店舗)
povo2.0××
IIJmio△(家電量販店)×

対面でのサポートを重視するなら楽天モバイル・イオンモバイル・mineoが安心です。

オンライン完結で問題なければ、LINEMOやpovo2.0でも十分にサポートを受けられます。

格安SIM初心者の場合は、設定方法やトラブル対応で不安を感じることが多いため、サポート体制の充実したサービスを選ぶことをおすすめします。

一方、ある程度スマートフォンの操作に慣れている方なら、オンラインサポートのみでも十分に対応できるでしょう。

通話のみ格安SIMの料金・サービス比較表

各格安SIMの料金体系とサービス内容を詳しく比較していきます。

通話のみでの利用を前提として、重要な項目を中心に整理しました。

料金だけでなく、サービスの使いやすさや品質面も考慮して選択することが重要です。

格安SIM選びでは、表面的な料金の安さだけでなく、自分の利用パターンに合わせた実質的なコストパフォーマンスを評価することが大切です。

また、通話品質や初期費用、サポート体制なども総合的に判断して、長期的に満足できるサービスを選択しましょう。

月額基本料金の比較

まずは各格安SIMの基本料金を比較してみましょう。通話のみの利用では、できるだけ安い基本料金のプランを選ぶことが重要です。

ただし、基本料金の安さだけでなく、含まれるデータ容量や通信速度も確認して、自分の利用スタイルに合ったプランを選択することが大切です。

サービス名最安プラン月額料金データ容量
povo2.0基本プラン0円0GB(低速無制限)
mineoマイそくスーパーライト250円低速無制限(32kbps)
HISモバイル自由自在290プラン280円100MB
日本通信SIM合理的シンプル290290円1GB
NUROモバイルバリュープラス792円3GB
イオンモバイルさいてきプランMINI803円0.5GB
IIJmioギガプラン850円2GB
LINEMOベストプラン990円3GB
楽天モバイルRakuten最強プラン1,078円3GB未満
ahamoahamo2,970円30GB

基本料金では、povo2.0の0円が圧倒的に安く、次いでmineoの250円、HISモバイルの280円が続きます。

この比較表を見ると、povo2.0の基本料金0円が際立って安いことがわかります。ただし、povo2.0は180日間トッピングを購入しない場合に回線停止となるため、実質的には年間660円程度の維持費が必要です。

mineoのマイそくスーパーライトは月額250円と安価でありながら、確実に回線を維持できるため、管理の手間を考慮すると非常に魅力的です。

日本通信SIMの290円プランは1GBのデータ通信が含まれており、緊急時のインターネット利用にも対応できるコストパフォーマンスの高さが特徴です。

一方、ahamoは月額2,970円と他社より高額ですが、30GBの大容量データ通信と5分かけ放題が標準で付帯するため、通話以外の用途も考慮すると妥当な価格設定といえます。

通話料金(30秒あたり)の比較

かけ放題を利用しない場合の通話料金を比較してみましょう。従量制で通話料を支払う場合、30秒あたりの単価が重要な要素となります。

専用アプリの利用が必要なサービスもありますが、アプリを使用することで大幅に通話料を削減できる場合があります。

サービス名標準通話料専用アプリ利用時専用アプリ名
HISモバイル9円なし
mineo22円10円mineoでんわ
NUROモバイル11円なし
日本通信SIM11円なし
IIJmio11円なし
イオンモバイル11円なし
楽天モバイル22円無料Rakuten Link
LINEMO22円なし
povo2.022円なし
ahamo22円なし

通話料はHISモバイルの9円/30秒が最安で、楽天モバイルは専用アプリで完全無料になります。

通話料の比較では、HISモバイルの9円/30秒が業界最安値となっており、一般的な格安SIMの通話料22円/30秒と比較すると半額以下です。

また、NUROモバイル、日本通信SIM、IIJmio、イオンモバイルは専用アプリ不要で11円/30秒と安価な設定となっています。

楽天モバイルはRakuten Linkアプリを使用することで通話料が完全無料になりますが、IP電話方式のため通話品質が不安定になる場合があります。

mineoでんわアプリを利用すれば10円/30秒となり、専用アプリを使用する手間はありますが非常に安価です。

かけ放題オプションの比較

通話頻度が高い方にとって重要なかけ放題オプションの料金を比較してみましょう。

5分、10分、完全かけ放題の3種類があり、自分の通話パターンに合わせて最適なオプションを選択することが重要です。

サービス名5分かけ放題10分かけ放題完全かけ放題
日本通信SIM390円1,600円
NUROモバイル490円880円1,430円
HISモバイル6分:500円1,480円
IIJmio500円700円1,400円
LINEMO550円1,650円
mineo550円1,210円
イオンモバイル550円935円1,650円
povo2.0550円1,650円
ahamo標準装備1,100円
楽天モバイル無料※無料※

※楽天モバイルは専用アプリ「Rakuten Link」利用時

5分かけ放題は日本通信SIMの390円が最安で、完全かけ放題は楽天モバイルの専用アプリ無料が最もお得です。

かけ放題オプションでは、日本通信SIMの5分かけ放題390円が業界最安値となっています。

完全かけ放題では、mineoの1,210円が専用アプリ不要のサービスの中では最も安価で、楽天モバイルのRakuten Linkを除けば最もコストパフォーマンスが高いです。

ahamoは5分かけ放題が標準で付帯しているため、短時間通話が多い方には追加料金なしで利用できるメリットがあります。

HISモバイルの6分かけ放題は他社の5分かけ放題と同等の料金でありながら、1分長く通話できる独特なサービスです。

完全かけ放題利用時の最安月額料金比較

基本料金と完全かけ放題オプションを合わせた実質的な月額料金を比較してみましょう。

この料金が、完全かけ放題を利用する場合の実際の負担額となります。

サービス名基本料金+完全かけ放題データ容量
楽天モバイル1,078円3GB未満
mineo1,460円(250円+1,210円)低速無制限
povo2.01,650円(0円+1,650円)低速無制限
HISモバイル1,760円(280円+1,480円)100MB
NUROモバイル1,870円(かけ放題プラン)1GB
日本通信SIM1,890円(290円+1,600円)1GB
IIJmio2,250円(850円+1,400円)2GB
イオンモバイル2,453円(803円+1,650円)0.5GB
LINEMO2,640円(990円+1,650円)3GB
ahamo4,070円(2,970円+1,100円)30GB

完全かけ放題利用時は楽天モバイルが圧倒的に安く、次いでmineo、povo2.0の順になります。

完全かけ放題を利用する場合の実質月額料金では、楽天モバイルの1,078円が圧倒的に安くなっています。

ただし、楽天モバイルは専用アプリが必要で通話品質に課題がある場合もあるため、品質を重視する方はmineoの1,460円やpovo2.0の1,650円も検討に値します。

NUROモバイルのかけ放題プランは専用アプリ不要で月額1,870円と、品質と料金のバランスが良い選択肢です。

ahamoは月額4,070円と高額ですが、30GBの大容量データ通信が含まれているため、データ通信も重視する方には適した選択肢といえます。

通話のみで格安SIMを選ぶメリット

格安SIMで通話

通話専用として格安SIMを利用することには、大手キャリアと比較して多くのメリットがあります。

コスト面だけでなく、サービスの柔軟性や利便性においても優れた点が多数あります。

ここでは4つの主要なメリットについて詳しく解説していきます。

大手キャリアより圧倒的に安い

格安SIMの最大のメリットは、大手キャリアの5分の1程度の料金で音声通話サービスを利用できることです。

年間にすると3〜5万円以上の節約効果があり、家計に与える影響は非常に大きいです。

キャリア種別5分かけ放題込み最安料金完全かけ放題込み最安料金
ドコモ6,578円7,678円
au5,808円6,908円
ソフトバンク4,158円5,258円
楽天モバイル(格安)1,078円1,078円
日本通信SIM(格安)680円1,890円
mineo(格安)800円1,460円

大手キャリアでは最低でも月額4,000円以上かかる通話サービスが、格安SIMなら月額1,000円程度で利用できます。

特に日本通信SIMの5分かけ放題付きプランなら月額680円と、大手キャリアの10分の1以下の料金で利用可能です。

この価格差により、年間で見ると数万円単位の大幅な節約効果が期待できます。

家族全員で格安SIMに乗り換えれば、さらに大きな節約効果を実感できるでしょう。

通話品質は大手キャリアと同等

格安SIMは大手キャリアの回線を借り受けてサービスを提供しているため、音声通話の品質は大手キャリアと全く同じです。

VoLTE(Voice over LTE)に対応した格安SIMなら、従来の3G回線よりもクリアで高音質な通話を楽しめます。

VoLTE対応の主な格安SIM

  • 楽天モバイル(標準通話時)
  • ahamo
  • LINEMO
  • mineo
  • IIJmio

ただし、楽天モバイルのRakuten LinkやmineoでんわなどIP電話系の専用アプリは、通信環境によって品質が左右される場合があります。

通話品質を最重視するなら、専用アプリ不要の格安SIMを選ぶことをおすすめします。

特にビジネス用途で利用する場合は、安定した通話品質が求められるため、ahamoやNUROモバイルなどの品質重視のサービスが適しています。

一般的な利用であれば、どの格安SIMでも大手キャリアと遜色ない品質で通話できるため、安心して利用できます。

サブ回線・2台持ちに最適

格安SIMの低料金を活かして、メイン回線とは別のサブ回線として活用する使い方が人気です。

デュアルSIM対応スマホなら1台で2回線を使い分けることができ、以下のような使い方が可能です。

サブ回線としての活用例

  • 仕事用とプライベート用の電話番号を分ける
  • 通信障害リスクに備えた予備回線として
  • 海外旅行時の現地SIM利用と併用
  • 家族間連絡用の専用回線として
  • オンライン認証用の専用番号として

特にpovo2.0なら基本料金0円で番号を維持できるため、緊急時の備えとして非常に有効です。

異なるキャリア回線を組み合わせることで、通信障害時のリスクヘッジにもなります。

例えば、メイン回線がドコモ系なら、サブ回線はau系やソフトバンク系を選ぶことで、一方の回線に障害が発生しても通話ができない状況を避けられます。

また、仕事用とプライベート用で電話番号を分けることで、公私の区別をつけやすくなり、生活の質の向上にもつながります。

必要に応じてデータ容量を追加可能

通話専用で契約した格安SIMでも、必要な時だけデータ容量を追加して活用することができます。

特にトッピング制のpovo2.0なら、以下のような柔軟な使い方が可能です。

povo2.0のデータトッピング例
・24時間データ使い放題:330円
・3GB(30日間):990円
・20GB(30日間):2,700円
・60GB(90日間):6,490円

普段は通話専用として月額0円で維持し、出張や旅行時だけデータ容量を追加すれば、非常にコストパフォーマンスの高い運用ができます。

他の格安SIMでも、プラン変更やオプション追加で柔軟にデータ容量を調整できるサービスが多数あります。

例えば、楽天モバイルなら従量制のため、必要な月だけデータを多く使い、通話専用の月は最安料金で運用できます。

この柔軟性により、ライフスタイルの変化にも対応しやすく、長期間にわたって無駄なく利用できるのが格安SIMの大きな魅力です。

通話のみ格安SIMの注意点・デメリット

格安SIMを通話専用で利用する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。

契約後に「知らなかった」と後悔しないよう、事前にデメリットを把握しておくことが重要です。

ここでは5つの主要な注意点について詳しく解説していきます。

専用アプリが必要な場合がある

かけ放題や安い通話料を利用するために専用アプリが必要な格安SIMがあります。

専用アプリを使わずに標準電話アプリから発信すると、通常の通話料(22円/30秒)が適用されてしまうため注意が必要です。

専用アプリ使用時の注意点
・楽天モバイル:Rakuten Link未使用時は22円/30秒
・mineo:mineoでんわ未使用時は22円/30秒
・アプリ起動忘れによる高額請求リスク
・通話品質が不安定になる場合がある
・連絡先の同期やバックアップが複雑

特に楽天モバイルのRakuten Linkは、標準電話アプリと操作方法が異なるため、慣れるまで時間がかかる場合があります。

シンプルに使いたい方は、専用アプリ不要で通話料が安い格安SIMを選ぶことをおすすめします。

また、専用アプリを使用する場合は、連絡先の管理や通話履歴の確認方法も事前に理解しておく必要があります。

緊急時に慌てないよう、専用アプリの基本的な操作方法を覚えておくことが重要です。

留守番電話・転送電話が有料の場合が多い

大手キャリアでは標準装備されている留守番電話や転送電話が有料オプションになっている格安SIMが多数あります。

月額300円程度の追加コストが発生することを考慮して格安SIMを選択しましょう。

サービス名留守番電話転送電話三者通話
楽天モバイル無料無料無料
ahamo無料無料無料
LINEMO220円/月無料220円/月
mineo319円/月無料220円/月
povo2.0330円/月無料220円/月
IIJmio330円/月無料
日本通信SIM330円/月無料

留守番電話を頻繁に利用する方は、これらの追加コストも含めて総額で比較することが重要です。

iOS 18以降のiPhoneなら「ライブ留守番電話」機能で、リアルタイムで留守番電話の内容を文字起こしして確認できます。

最新のiPhoneをお使いの方なら、格安SIMの留守番電話サービスを利用しなくても、本体機能で代用できる場合があります。

ただし、この機能は日本語の認識精度がまだ完璧ではないため、重要な留守番電話は音声でも確認することをおすすめします。

ビジネス用途で利用する場合は、留守番電話の品質も重要な要素となるため、有料でも確実なサービスを選択することを検討しましょう。

SMSが使えない・有料のプランもある

音声通話SIMでも、SMS(ショートメッセージ)の送受信が有料になっている場合があります。

SMSはオンラインサービスの二段階認証で利用する機会が多いため、事前に対応状況を確認しておきましょう。

SMS送信料金の例

  • 国内SMS:3円〜33円/通(文字数による)
  • 海外SMS:50円〜500円/通(送信先による)
  • SMS受信:基本的に無料

本記事で紹介している格安SIM10社はすべてSMSに対応していますが、送信時は従量課金となります。

LINE等のメッセージアプリをメインで使用する方は、SMSの利用頻度を事前に確認しておきましょう。

オンラインバンキングや各種Webサービスの二段階認証でSMSを利用することが多い方は、月に数十円から数百円程度のSMS料金が発生する可能性があります。

最近では認証アプリを利用する方法もあるため、SMS料金を節約したい方は認証アプリの利用も検討してみましょう。

初期費用(事務手数料)がかかる場合がある

格安SIMによっては、契約時に3,300円の事務手数料が必要になります。

月額料金は安くても、初期費用を含めた総コストで判断することが重要です。

長期利用前提であっても、初期投資額が高いと心理的なハードルが上がってしまうため事前に確認しておきましょう。

サービス名契約事務手数料SIM発行手数料初期費用合計
楽天モバイル0円0円0円
ahamo0円0円0円
LINEMO0円0円0円
povo2.00円0円0円
mineo3,300円440円3,740円
IIJmio3,300円433円3,733円
日本通信SIM3,300円0円3,300円
NUROモバイル3,300円440円3,740円
HISモバイル3,300円0円3,300円
イオンモバイル3,300円0円3,300円

初期費用無料の格安SIMなら、契約への心理的ハードルも低く、気軽に試すことができます。

有料の格安SIMでも、長期利用すれば初期費用は十分に回収できる料金設定になっています。

例えばmineoの場合、初期費用3,740円は基本料金250円との差額で考えれば約15ヶ月で回収可能です。

初期費用を抑えるコツ
・キャンペーン期間中の申し込みで事務手数料無料 ・エントリーパッケージ購入で手数料を数百円に削減 ・家電量販店での店頭契約でポイント還元 ・複数回線同時契約で手数料割引

店舗サポートが受けられないことが多い

格安SIMの多くはオンライン申し込み専用で店舗サポートがないか、あっても限定的です。

スマホの操作に不安がある方や、対面での相談を重視する方には大きなデメリットになる可能性があります。

トラブル発生時の解決方法や、契約変更手続きの難易度も事前に確認しておく必要があります。

サービス名店舗サポート電話サポートチャットサポート営業時間
楽天モバイル○(全国1,000店舗以上)店舗により異なる
ahamo△(有料3,300円)×9:00-20:00
LINEMO××10:00-19:00
mineo○(一部店舗)9:00-18:00
イオンモバイル○(イオン店舗200店以上)10:00-20:00
povo2.0××9:00-20:00
IIJmio△(家電量販店)×9:00-19:00
日本通信SIM××平日10:00-18:00
NUROモバイル××10:00-18:00
HISモバイル××9:00-18:00

対面でのサポートを重視するなら楽天モバイル・イオンモバイル・mineoが安心です。

オンライン完結で問題なければ、LINEMOやpovo2.0でも十分にサポートを受けられます。

チャットサポートは24時間対応ではないため、急ぎの問題が深夜に発生した場合は翌営業日まで待つ必要があります。

格安SIM初心者の方は、最初の数ヶ月間はトラブルが発生しやすいため、サポート体制の充実した事業者を選ぶことをおすすめします。

通信障害時の復旧が遅れる場合がある

大手キャリアで通信障害が発生すると、格安SIMの復旧が後回しになることがあります。

格安SIMは大手キャリアの回線を借りているため、障害対応の優先度が低くなりがちです。

緊急時の連絡手段として格安SIMのみに頼るのはリスクがあるため、複数の通信手段を確保しておくことが重要です。

通信障害対策のポイント

  • メイン回線と異なるキャリア回線の格安SIMを選ぶ
  • Wi-Fi環境でのLINE通話やIP電話を併用
  • 緊急連絡先は複数の手段で共有しておく
  • 災害用伝言ダイヤル(171)の使い方を覚えておく
  • スマホ以外の連絡手段も確保する

特に仕事で電話を頻繁に使用する方は、通信障害時のバックアップ手段を事前に準備しておきましょう。

楽天モバイルなら自社回線のため、他キャリアの障害影響を受けにくいという利点があります。

通話のみ格安SIMの申し込み・乗り換え手順

格安SIMへの乗り換えは、正しい手順を踏めば簡単に完了できます。

通話専用での利用でも、現在の電話番号を引き継ぐMNP転入が一般的です。

ここでは、失敗しない乗り換え手順を6つのステップで詳しく解説していきます。

格安SIMへの乗り換えの流れ
STEP
MNP予約番号の取得

現在の電話番号を引き継ぐため、契約中のキャリアからMNP予約番号を取得します。オンラインまたは電話で手続きでき、有効期限は15日間です。

STEP
必要書類の準備

本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)、クレジットカード、MNP予約番号を準備します。口座振替対応の格安SIMなら銀行口座も必要です。

STEP
格安SIMの申し込み

選んだ格安SIMの公式サイトから申し込みます。プラン選択、個人情報入力、本人確認書類のアップロードを行い、MNP予約番号も入力します。

STEP
SIMカードの受け取り

審査完了後、SIMカードが郵送されます。通常2-3日程度で到着し、本人確認のため対面受け取りが必要な場合もあります。

STEP
開通手続き・APN設定

マイページまたは電話で開通手続きを行い、スマホにSIMカードを挿入してAPN設定を完了します。設定完了後、通話とデータ通信が利用できるようになります。

STEP
旧キャリアの解約確認

MNP転入が完了すると自動的に旧キャリアは解約されますが、念のため解約完了の確認を行います。端末の分割支払いがある場合は継続されます。

MNP予約番号取得時の注意点

MNP予約番号の取得は、有効期限内に乗り換えを完了する必要があります。

格安SIM各社で必要な残り有効期限日数が異なるため、取得後は速やかに申し込みを行いましょう。

また、MNP予約番号の取得だけでは現在の契約は解約されないため、安心して手続きを進められます。

キャリアMNP予約番号取得方法受付時間手数料
ドコモMy docomo・電話(151)・店舗24時間(オンライン)無料
auMy au・電話(0077-75470)・店舗24時間(オンライン)無料
ソフトバンクMy SoftBank・電話(*5533)・店舗24時間(オンライン)無料
楽天モバイルmy楽天モバイル・店舗24時間(オンライン)無料

現在はMNP予約番号の取得手数料は全キャリア無料になっています。

MNP予約番号取得のコツ
・電話での取得時は引き止めセールがあるため時間がかかる場合あり ・オンラインなら5分程度で取得可能 ・有効期限は15日間だが、格安SIMによっては10日以上残りが必要 ・土日祝日でもオンラインなら24時間取得可能

本人確認書類で注意すべきポイント

本人確認書類は申し込み情報と完全に一致している必要があります。

住所の番地表記の違いや、旧姓での申し込みなどで審査に落ちるケースが多発しています。

事前に本人確認書類の内容を確認し、現在の住所や氏名と相違がないか確認しておきましょう。

利用できる本人確認書類

  • 運転免許証(最も推奨・審査通過率高)
  • マイナンバーカード(写真付きで確実)
  • パスポート(住所記載ページも必要)
  • 健康保険証+補助書類(公共料金領収書等)
  • 住民基本台帳カード(写真付き)

健康保険証を使用する場合は、補助書類として公共料金の領収書や住民票が必要になります。

補助書類は発行日から3ヶ月以内のものに限定されているため、古いものは使用できません。

アップロードする写真は、文字がはっきり読めて光の反射がない鮮明なものを用意しましょう。不鮮明な画像は再提出が必要になり、開通が遅れる原因になります。

通話のみ格安SIMでよくある質問

通話専用での格安SIM利用について、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。

契約前の疑問や不安を解消し、安心して格安SIMを選択できるよう詳しく解説していきます。

実際の利用者から多く寄せられる質問を中心に、具体的で実用的な情報をお伝えします。

Q. 通話のみでもデータ通信料金はかかりますか?
A. 音声通話SIMには基本的にデータ通信も含まれており、完全に通話のみの料金プランはほとんどありません。ただし、最小容量(100MB〜1GB)のプランを選ぶことで、実質的に通話専用として格安で利用できます。例外的に、mineoの「マイそくスーパーライト」やpovo2.0の基本プランなら、低速通信のみで月額250円〜0円で利用可能です。
Q. 110番・119番などの緊急通話はできますか?
A. 音声通話SIMなら、すべての格安SIMで110番・119番・118番への緊急通話が可能です。専用アプリ経由ではなく、標準電話アプリから発信する必要があります。楽天モバイルのRakuten Linkアプリからは緊急通話できないため、緊急時は必ず標準電話アプリを使用してください。
Q. ガラケーでも格安SIMは使えますか?
A. SIMロック解除済みのガラケーであれば、一部の格安SIMで利用できます。ただし、対応機種や利用できる機能が限定的なため、事前に動作確認済み端末リストで確認することが重要です。3G回線専用のガラケーは、3Gサービス終了に伴い利用できなくなっているため、4G対応のガラケーが必要です。
Q. 家族間通話は無料になりますか?
A. 格安SIMでは、大手キャリアのような家族間通話無料サービスはほとんど提供されていません。家族間での通話が多い場合は、LINEなどのIP電話アプリの利用がおすすめです。例外的に、楽天モバイルのRakuten Linkアプリなら、家族間に限らずすべての国内通話が無料になります。
Q. 通話品質は大手キャリアと比べてどうですか?
A. 標準電話アプリでの通話品質は、大手キャリアとほぼ同等です。格安SIMは大手キャリアの回線を借りているため、音声通話の品質に大きな差はありません。ただし、専用アプリを使った通話(IP電話)は、インターネット回線の状況によって音質が不安定になる場合があります。
Q. 月の途中で乗り換えた場合、料金はどうなりますか?
A. 格安SIMの多くは初月料金が日割り計算になります。月途中の乗り換えでも、利用期間に応じた料金のみ請求されるため、いつ乗り換えても損することはありません。ただし、一部のサービス(楽天モバイル等)では初月から満額請求される場合もあるため、契約前に確認しておきましょう。
Q. 解約時に違約金はかかりますか?
A. 現在の格安SIMは、ほぼすべてのサービスで契約期間の縛りや解約違約金を廃止しています。いつでも無料で解約できるため、気軽に試すことが可能です。ただし、端末を分割購入している場合は、解約後も端末代金の支払いは継続されるため注意が必要です。
Q. 支払い方法は何が選べますか?
A. 多くの格安SIMでクレジットカード払いが基本ですが、一部のサービスでは口座振替やデビットカード払いにも対応しています。口座振替対応の主な格安SIM:楽天モバイル、ahamo、LINEMO、mineo、イオンモバイル。ただし、口座振替の場合は手数料(110円〜220円/月)がかかる場合があります。
Q. 現在使っているスマホはそのまま使えますか?
A. SIMロック解除済みのスマホなら、基本的にどの格安SIMでも利用できます。ただし、対応周波数帯や機能制限がある場合があるため、各社の動作確認済み端末リストで事前に確認することをおすすめします。2021年10月以降に発売された端末は、原則としてSIMロックがかかっていません。
Q. 海外でも通話できますか?
A. 国際ローミングサービスを利用すれば海外でも通話できますが、料金が非常に高額になります。海外での通話が多い場合は、現地SIMカードの購入や、WiFi環境でのLINE通話・Skype等の利用がおすすめです。楽天モバイルなら海外でも月額1,078円でデータ通信が利用でき、Rakuten Linkアプリで日本への通話が無料になります。

まとめ

通話専用での格安SIM利用では、利用スタイルに合わせた最適なサービス選択が重要です。

とにかく安く済ませたいならpovo2.0(基本料金0円)やmineo(月額250円)、完全かけ放題が必要なら楽天モバイル(月額1,078円で無制限通話)が最もコストパフォーマンスに優れています。

短時間通話が多い方には日本通信SIMの5分かけ放題(月額390円)、LINE通話メインならLINEMOのLINEギガフリーがおすすめです。

格安SIMへの乗り換えで年間数万円のコスト削減が可能で、通話品質も大手キャリアとほぼ同等を維持できます。

初期費用や専用アプリの使い勝手、サポート体制などの注意点を理解した上で選択すれば、満足度の高い通話環境を格安で実現できるでしょう。

特に通話のみの利用では、データ通信量を気にせず安心して利用できる点も大きなメリットです。

MNP乗り換えの手順も簡単になっているため、現在の通話料金が高いと感じている方は、この機会に格安SIMへの切り替えを検討してみてください。

自分の通話スタイルを見直して、最適な格安SIMを選択することで、通信費を大幅に節約しながら快適な通話環境を手に入れることができます。

編集部
通話のみでスマホを使うなら、格安SIMは本当にお得だね!特にpovo2.0なら基本料金0円で電話番号を維持できるから、着信専用やサブ回線として活用すればコスパ最高だよ。楽天モバイルの無料かけ放題も魅力的だし、自分の使い方に合わせて選べば月1,000円以下で充実した通話環境が作れるはず!

記事執筆者

グッド・ラック編集部では、正しい情報発信を心掛け、お客様ひとりひとりのお悩みにじっくり向き合い、お悩み解決のためのお手伝いをしています。

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